なぜ、基礎 英語を身につけるのに、国語が必要なのか

以下は、「英語が苦手な人」がしがちな「決定的な間違い」の一例です。
(例)食べ物が欲しい。 = Food want.

実は、かつて中学英語が得意だった人たちも、上記の例と、同じような間違いをしてしまいます。
このような間違いをするということは(もしくは、上記の例が、なぜ間違えているのか説明できないということは)、英語の根本がわかっていない証拠です。
つまり、基礎 英語が身についていない証拠なのです。
※)つまり、この話は、中学英語が身についているからといって、必ずしも、基礎 英語が身に付いているわけではないという証拠でもあります。

でも、なぜ、このような間違いをするのでしょうか?
その理由が、先ほどから書いている「国語のチカラ」です。

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英語と日本語の違いは、大きく2つある!

「英語」と「日本語」は、どこが違うと思いますか。

まず思い浮かべるのが、「単語の違い」ではないでしょうか。
たとえば、日本語では「犬」と書きますが、英語では「dog」と書きますよね。
このように、日本語と英語では「言い表す単語」が違います。
※)当り前の話ですよね。

その他、細かいことをいえば、色々な違いがありますが・・・
実は、「英語」と「日本語」の間には、あと1つ大きな違いがあります。
それは何なのかというと、「語順」です。
つまり、英語と日本語の間には、「言葉の並び順(語順)が違う」という決定的な差があるのです。
具体的な例を書くと、日本語では、「あそこで走っている少年」のような語順で話しますが、英語では、「少年、走っている、あそこで」のような語順で話すのです。
この語順の差が、英語と日本語の間にある大きな差になっているのです

「語順の違い」を理解するために国語が必要

1つ目の「単語の違い」は、暗記すればOKですよね。
たとえば、「犬=dog」とさえ、覚えていれば、「犬」を英語になおせます。
※)正確には冠詞が必要ですけどね。

しかし、2つ目の語順の違いは、覚えるだけでは、どうにもならないですよね。
たとえば、日本語では、「あそこで走っている少年」のような語順で話しますが、英語では、「少年、走っている、あそこで」のような語順になると覚えたとしても、「じゃあ、『空港で会った女性』は、英語では、どのような語順なの?」と聞かれても、答えることができません。
もっというなら、言葉を、「空港で会った+女性」で分ければいいのか、「空港で+会った+女性」と分ければいいのかさえ、わからないと思います。
日本語と英語の語順の違いを知るために、まずは、国語を勉強する必要があるのです。

かといって、英語学習のために、国語の参考書を買ってきて勉強するのは、効率的とはいえません。

「でも、さっきから、国語の勉強をしろ!って言っているじゃないか!なぜ、国語の参考書で勉強したら、駄目なんだ!」と思われたかもしれません。
その理由は、次のページにて。
基礎 英語を身につけるための国語の学習は最小限度に!

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